独学

楽器の上達を目指すには音楽教室に通うのが一般的ですが、ギターに関しては独学で上達を目指している方も少なくなく、プロのギタリストでも独学の方もいます。そんな独学のメリット・デメリットを紹介します。

独学のメリット

お気に入りの曲から始められる

ギターを始める目的が「ある曲を弾きたい」だった場合、ギター教室に通うとまずはチューニング方法、コード進行を覚えて簡単な曲からスタートするので、もどかしさがあります。ですが、独学で学んでいる場合、弾きたい曲に合わせてコードやテクニックを覚えていくため、はじめの目標に到達するのはギター教室よりも断然早いでしょう。

お金がかからない

取り急ぎ必要なのはギター1本。ギターの基礎練習本などもあると良いですが、最近はネットやスマホアプリで学べる環境もあるので、購入しなくても意外といけます。そのほか、お気に入りのバンドのギター譜を楽器屋さんで購入するだけでOK。当然ですが、レッスン料などは必要ありません。

モチベーションを保つための工夫が必要

独学の場合、自分の好きな曲をとことん突き詰められるので、始めのうちはかなり高いモチベーションで取り組むことができるでしょう。しかし、少し難しいところに突入してしまうと、途端にうまく弾けなくなりペースダウンしてしまう…なんてことが多々あります。

ギター譜には難易度が載っていますので、まずは自分のできるレベルの中からチャレンジする曲を選びましょう。どうしても難しい曲を弾きたいという場合はソロパートなどを後回しにし、まずはその曲のコード進行に合わせて歌ってみるなど難易度を落としてみましょう。

独学のデメリット

挫折しやすい

コードがうまく押さえられない、めっきり上達しないといってギターを辞めてしまう人も少なくありません。独学ではこれらの壁は自分自身の力でなんとかするしかありませんが、ギター教室の場合は先生がコツを教えてくれたり、自分の技術向上を評価してくれるので「やった!成長している!続けよう!」と感じ、挫折を回避することができます。

音楽理論などは学べない

既存の曲を弾き語りするだけなら問題ありませんが、アレンジや即興、作曲などの一歩先のことを考えると独学では力不足。こういった内容は町の音楽教室では浅くしか教えてくれない可能性があるので、敷居が高く感じるかもしれませんが専門学校での履修を検討してみましょう。生涯学習のテーマにするのも良さそうですね。

仲間が作りづらい

学生時代なら「ギターを始めたんだ」「俺も!」「じゃあバンドやろうぜ!」なんてノリで仲間を見つけられますが、社会人になるとなかなかそんなチャンスはありません。すでにある社会人のバンドサークルはほとんどが経験者であり、大人の初心者仲間を見つけるのは至難の業。ですが、ギター教室であれば発表会や交流会、セッションレッスンなどで同じぐらいのレベル・同じジャンルを好む仲間を見つけられます。

モチベーションの維持が独学成功の分かれ目

一人だと演奏テクニックの成長にはある程度上限があるようですね。常にソロで弾き語り&家族に聞かせるのみでは張り合いがありません。独学で頑張っていく場合は、モチベーションの維持をするためにも仲間を作る・発表の場を見つけておきましょう。

独学で上達するためのポイント8つ

  1. 好きな音楽を真似して弾く
    楽しんで練習を続けるためには、教則本よりも自分が弾きたい曲に取り組むことが大切。まずは、ギター譜の通りに1曲弾き切る。次いで、アーティストの弾き方を真似てみましょう。とにかく弾きたい曲をよく聴きこみ、どうすれば同じように弾けるのか…を考えることもとても大切です。
  2. 音楽の起源をたどってみる
    今の音楽はバリエーション・ジャンルが多く複雑になっていますが、昔の音楽はジャンルがしっかり分かれており、シンプルでも完成された作品が多いです。そのため、ロック、フォーク、クラシックなどそれぞれ自分の好みに合わせて、それらのジャンルの代表的なアーティストの曲を聴き、演奏してみましょう。
  3. 自分の演奏を録音する
    自分ではうまく弾けた、と思っていても、客観的に聞いてみるともたつきや甘さが気になることがあります。初心者のライブが下手に聞こえるのは、演奏することばかりに注力して、自分たちの音を客観的に評価していないからなのです。上達のためには、定期的に演奏を録音してチェックしてみましょう。
  4. 毎日練習できる環境を整える
    ギターの練習で一番大切なのは毎日練習するという事です。毎日練習をするためには、その環境作りが重要になってきます。具体的には自分の時間の使い方を見直したり、仕事や家事の効率化をはかったり。時間に余裕があって毎日決まった時間に決まった場所で練習できる人はなかなかいません。上達を考えるのならば、毎日練習をする時間を作るためにはどうしたらよいかという事を一度きちんと考えることが必要かと思います。次に、ただ毎日やみくもに練習していても上達はしません。具体的な目標を持って短時間でも集中して練習していきましょう。無理な目標設定をしてしまうと逆効果になってしまうこともあります。自分にあった目標をクリアし、達成感を感じながらステップアップしていきましょう。
  5. リズム感を鍛える
    同じ曲を間違えずに弾いても、リズムが合っている演奏とずれている演奏では全く印象が変わります。リズム感はとても大切になってきます。常に正確なリズムとピッチで演奏できるように練習していきましょう。そのトレーニングのためには必ずメトロノームを用います。メトロノームはアナログのものでもデジタルのものでもアプリでも構いません。指の動きがある程度できたらメトロノームに合わせてピッチをとっていく練習をしていきましょう。
  6. 正しい音感を身につける
    ギターはピアノなどの鍵盤楽器と違ってチューニングを行わなくてはいけません。正しい音感を身につけチューニングを行うためにチューニングにはチューナーを使いましょう。
  7. スタジオで演奏してみる
    いつも部屋の中で手元だけを見て練習している方も多いと思います。思い切ってスタジオを借りてのもの演奏してみるのもよいでしょう。一人で鏡に映った自分を見ながらでも、仲間と一緒にでも。見られている意識で練習してみるといつもとは違う演奏になったり、気が付かなかったことに気づくことがあります。演奏の仕上げにと考える方もいますが、音量や失敗を気にすることなくのびのびと自由に練習するためにスタジオを利用してみましょう。
  8. テレビとセッションしてみる
    テレビドラマで流れる曲やCMで流れる音楽、音楽番組でのアーティストの演奏など。楽譜にとらわれずに自分の耳で耳コピしてテレビとセッションしてみるのもよい練習方法です。好きな曲の好きな部分だけを自由に選んで練習できるのが独学の良いところです。上達してくるとセッションも自由に、楽しくなってくるはずです。

独学の変なクセを残さないためにも、一度教室へ

ギターの上手な人から言わせれば、「初めは独学よりも教室でみっちり教えてもらったほうが良い、ある程度技術が身についたら、好きなことを独学でやれば良い。」とのこと。

ゼロから好きな1曲をマスターするのは独学のほうが早いかもしれませんが変なクセが残る可能性があるので、できれば教室でキレイな弾き方を習うことをおすすめします。

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